親知らず②

前回のつづきです。
では実際に親知らずを抜くとなると「痛いとか腫れる」とかのイメージがありませんか?
まず「痛み」なんですが、抜くときは当然麻酔をしますし、終わった後も痛み止めでほとんどおさえることが出来ます。ですから「痛みは」あまり心配されなくても大丈夫だと思います。
次に「腫れ」は、真っすぐ生えている歯は抜歯後も腫れにくいですが、斜めに生えていたり、ほとんどが顎の中に埋まっている親知らずを抜くと腫れてしまいます。
それは抜くときにどうしても歯肉を開いたり、骨の形を整えたりするため、通常抜歯よりも身体への負担が大きく腫れてしまいます。
あとはまれに術後感染で腫れる場合もあります。そうならないように、抜く前に出来るだけお口の中をキレイにしておく(歯石などついている場合はクリーニングしてから抜く)。
処方された薬をしっかり服用する。抗生剤が必ず処方されますので、感染予防のためにも大切です。
腫れのピークは抜いてから2~3日後で、そこから1週間ほどで徐々に引いていきます。ですので抜いて10日間くらいは顔が腫れている可能性が高いので、大事な予定がある時は避けた方が賢明です。
スター歯科では出来るだけ腫れや痛みが出ないように抜歯を心がけています。
そのためにCTを術前に撮影する場合もありますので、次回は「CT」についてお話します。