「痛くない治療」で、患者さんの負担を軽減します

「痛くない治療」で、患者さんの負担を軽減します

歯医者に対して「痛い」「怖い」というイメージをお持ちの方、実際に歯医者さんで「痛い」思いを経験された方もいらっしゃると思います。しかし、「怖いから」といって、虫歯など歯の病気を放っておいても自然に良くなることはありません。症状がどんどん進行し、最終的には歯を失ってしまうリスクがあります。

佐倉市染井野のスーパーヤオコー内にある歯医者、「スター歯科」では、患者さんの心と体に負担をかけないよう、できる限り痛くない治療を心がけています。歯医者に苦手意識をお持ちの方も安心してご来院ください。

痛みを感じる仕組み

歯の神経(歯髄)の炎症や、歯を支える組織(歯周組織)の炎症など、歯や歯の周囲が傷ついて生じる痛みを、「歯原性歯痛(しげんせいしつう)」といいます。こちらでは、痛みを感じる仕組みについてご紹介します。

痛みの伝わり方
傷や熱、酸・アルカリなどの化学物質による刺激を受ける
arrow カリウムイオンやセロトニン、
アセチルコリンなどの「発痛物質」が発生
末梢神経線維の末端にある「痛みを感じるセンサー」が「発痛物質」をキャッチ
arrow 刺激が電気信号に変化
末梢神経から脊髄神経を通り、電気信号が脳の「体性感覚野」に到着
arrow 脳が「痛み」として認識
受け取った情報から、脳が痛みの部位、鈍痛・鋭い痛みの質、痛みの強さを判定
痛みの刺激を受けた場所で起こっていること
傷や熱などによる刺激を受けて傷ついた細胞が、カリウムを放出。
arrow
  • 痛みを促進する物質(プロスタグランジン、ロイコトリエンなど)が生成される。
  • 神経から、痛み増強物質(サブスタンスP)が放出され、傷の痛みや腫れ、赤みが強まる。
  • 血液中から、さらなる痛み物質(セロトニン、ヒスタミン)が誘発される。
arrow
さまざまな痛み物質が放出されることで、ますます痛みが拡大

拡大した「痛み」情報は、体の損傷や不具合を脳に伝え、対策を立てるよう促します。それを受けて、脳が治癒を目的に行動を起こすよう命令することで、私たちは痛みがあると安静を取ったり、患部を冷やして炎症を抑えたりといった行動を取るのです。

痛くない治療のために

痛くない治療のために

痛みの感覚は個人差が大きいものですが、不安を抱えたまま治療を始めると、痛みに対して敏感になってしまうことがよくあります。患者さんが治療や処置についての理解を深めることで不安感・緊張感を解消できるよう、当院では治療前のインフォームドコンセント(説明と同意)に力を入れています。また、患者さんからのご質問に誠心誠意お応えすることで、患者さんとの信頼関係を築き、リラックスして治療に臨んでいただけるよう心がけています。どんな些細なことでも、遠慮なくご質問ください。

当院では、治療による痛みをできる限り軽減するために、麻酔にもさまざまな工夫をしています。続いて、その工夫についてご説明します。

表面麻酔と電動麻酔注射器

表面麻酔と電動麻酔注射器

治療の際の痛みを軽減するのに効果的なのが麻酔です。ただ、注射の針を刺すときに「チクッ」とした痛みがあり、さらに麻酔液を注入するときに圧痛を感じることもあります。当院では、針を刺すときの「チクッ」とした痛みを軽減するために「表面麻酔」を、麻酔液を注入する際の圧痛対策に「電動麻酔注射器」を導入しています。

表面麻酔について

表面麻酔は保険点数に含まれていませんので、患者さんへのサービスとして歯科医院側の負担で行われます。

表面麻酔にはゲル状の麻酔を歯肉に塗布するタイプ、貼り付けるタイプ、スプレータイプなどがあります。どの方法も効果に大きな違いはありません。当院ではゲル状の表面麻酔を使用しています。

表面麻酔の手順

1. 粘膜を乾燥させ、ゲル状の表面麻酔を綿棒などで注射する部位に塗る。
arrow
約2分で粘膜表面の感覚がマヒしてくる。
arrow
2. 感覚がマヒしたところで表面麻酔を取り除き、注射針をゆっくり刺し込む。

電動麻酔注射器について

当院では、表面麻酔に加えて、電動麻酔注射器も使用しています。電動麻酔注射器は、コンピューター制御により一定の圧力で麻酔薬を注入するため、注入時の圧痛がほとんどありません。さらに、従来の注射針よりも細い針を使用しており、針を刺したときの痛みを軽減できます。

「スター歯科」の医院情報はこちら

ページの先頭へ戻る