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金属アレルギーについて②




◎パッチテストで金属アレルギーの有無がわかる
 
金属アレルギーを調べる唯一の診断方法が、皮膚科で検査できる「パッチテスト」です。
背中などに金属が含まれたパッチシートを貼り、赤くなるかを調べます。
ヘアカラーなどのパッチテストは数日で結果がわかりますが、金属アレルギーの場合は長時間経過後に症状が出ることもあるため、1週間〜1ヵ月程度経過観察が必要とされています。
そのため、スケジュールに余裕があるタイミングで検査を行いましょう!
 
他のアレルギー検査で血液検査が用いられるように、金属アレルギーにもDLSTという血液検査がありますが、本当は陽性ではないのに陽性反応が誤って出てしまう「偽陽性」が非常に多いとされています。
面倒ですが、現時点ではパッチテストに代わる診断方法はないようです😭
 
※パッチテストの結果が全てではないこともある
 
たとえば、犬を飼っている人が血液検査で犬アレルギーだと判明しても、アレルギー反応が出ていない人など数えきれないほどいます!
つまり、たとえパラジウムに陽性反応が出たとしても、それが現時点で健康に害を及ぼしているかはわからないと言われています。
 
 
◎陽性金属の除去前に歯周治療が必要
 
パッチテストで歯科金属に陽性反応が認められた場合、皮膚科の先生から指示を仰ぎお口の中のどこに入っているかを推定します🦷
歯科医院で原因とされる歯科金属を取り除いていきます。
しかし、歯周病などで歯ぐきに炎症がある場合は、体内に金属イオンが取り込まれる確率が高まり、さらに皮膚症状を悪化させてしまうことがあります💦
そのため、まずは歯周病の治療をしていただき、その後に詰め物や彼せ物を取り除いていきます🦷🪥
 
金属アレルギーかもしれないと不安になってる方はお気軽に歯科医師や歯科衛生士にご質問下さい!
 
まだまだ難しい金属アレルギーについて次回もお話ししていきたいと思います!
 
スター歯科☆小川(亜)