前回に続き、大人の方の過蓋咬合(ディープバイト)についてお話ししていきます!
🦷大人の場合に起こりやすい問題
1. 顎関節への負担(顎関節症)
•強く深い噛み合わせで顎の動きが制限される。
•口を開けるとカクカク音がする、顎が痛い、
口が開きにくい などの顎関節症状が出やすい。
•噛み締めや歯ぎしりを伴うと悪化。
2. 歯の摩耗や破折
•下の前歯が上の前歯の裏に強く当たり、
歯の摩耗(すり減り)や欠けが進む。
•奥歯も噛み合わせが強くなりすぎて、
詰め物や被せ物が割れることがある。
3. 歯ぐき・歯周病への影響
•下の前歯が上の歯ぐきに食い込み、
歯肉退縮(歯ぐきが下がる)を引き起こす。
•歯周病のリスクが高まり、歯がグラグラしたり
抜けやすくなる可能性。
4. 見た目(審美面)への影響
•前歯が深く噛み込みすぎて、笑ったときに下の歯が見えない。
•口元が窮屈に見えたり、口角が下がって老けた印象になることがある。
5. 咀嚼・発音の問題
•奥歯でしっかり噛めず、食べ物をすりつぶしにくい。
•舌の動きが制限されるため、発音が不明瞭になるケースもある。
6. 治療の難しさ
•大人は顎の成長が止まっているため、
矯正のみでの改善が難しい場合がある。
•重度だと、外科手術+矯正治療が必要になるケース
大人は顎の成長が終わっているため、歯列矯正単独で改善できるケースと、複合的な治療が必要なケースがあります。
⭐️治療方法⭐️
【ワイヤー矯正】
奥歯の高さを上げたり、前歯のかみ込みをコントロールする。
【マウスピース矯正(インビザラインなど)】
軽度~中度のディープバイトに有効。
見た目に配慮したい方にも人気。
【補綴治療(クラウン・ブリッジ)】
歯がすり減って噛み合わせが
低くなっている場合、被せ物で高さを回復。
【外科的矯正】
重度で骨格的な原因が大きい場合は、
顎の手術と矯正を組み合わせて治療する。
気になることがあれば
放置せずに早めの歯科相談が重要です!
お気軽にお越しください👍🏻⟡.·
スター歯科 秦🌻