「朝も夜も歯を磨いています」と言っても、実は朝と夜の歯磨きには”別の目的”があることをご存じですか?
毎日なんとなく磨いている方も多いかもしれませんが、目的を知ってケアをすることで、虫歯・歯周病・口臭の予防効果がぐんと高まります🦷
今回は、朝と夜の歯磨きの違いについてわかりやすく説明します
朝の歯磨きは「口の中をリセットする」ために!
寝ている間、私たちの口の中では唾液の量が減少します。
唾液には細菌を洗い流したり、口の中を守ったりする働きがありますが、
睡眠中はその働きが弱くなるため、口の中では細菌がどんどん増殖しています。
そのため、朝起きたときの「口のネバつき」や「口臭」は、夜の間に増えた細菌が原因なのです。
☀️朝の歯磨きの目的
- 一晩で増えた細菌を洗い流す
- 朝の口臭を防ぐ
- 朝食前に口の中を清潔にして、体への細菌の侵入を防ぐ
おすすめのタイミングは「起きてすぐ」!
まず口の中を清潔にしてから朝食をとると、より健康的です。
🌃夜の歯磨きは「お口を守る」ために!
夜の歯磨きは、1日の汚れをしっかり落として、寝ている間の細菌繁殖を防ぐことが目的です。
日中の食事や間食で、歯の表面には食べかすやプラーク(歯垢)が付着します。
これを落とさずに寝てしまうと、寝ている間に細菌が繁殖し、虫歯や歯周病のリスクが一気に高まります。
夜の歯磨きのポイント
- 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用
- フッ素入り歯磨き粉を使うと、歯の再石灰化を助けて虫歯予防に◎
- 歯磨き後は飲食を控えて、清潔なまま就寝を
夜の歯磨きは、「寝ている間にお口を守る」ための大切なケアです。
1日の終わりに、丁寧なブラッシングを心がけましょう。
「歯磨き=汚れを落とすだけ」と思いがちですが、朝はリセット、夜は守るという目的の違いを意識するだけで、お口の健康状態は大きく変わります。
毎日の習慣が、未来の歯を守る第一歩です😊
スター歯科秋山

