毎日の歯みがき、思うようにいかず困っていませんか?
「逃げる」「泣く」「口を開けない」
「仕上げ磨きを嫌がる」…
どの親御さんも一度は通る道です。
実は、イヤイヤには理由があり、
やり方を少し変えるだけで驚くほどスムーズになります。
歯科衛生士の立場から、
今日からできる解決方法をまとめます🌟
なぜ歯みがきをイヤがるの?
まずは原因を知ると解決が早くなります。
✔ ① 痛い・怖い
歯ぐきに当たって痛かった経験があると、記憶として残ります。
✔ ② 姿勢が苦しい
仰向けに寝かされるのが苦手な子は多いです。
✔ ③ 口に入れられるのが苦手(感覚過敏)
歯ブラシの感触や味が苦手な子もいます。
✔ ④ イヤイヤ期の“自我”が関係している
「自分でやりたい!」気持ちの表れ。
✔ ⑤ 歯みがきに良いイメージがない
怒られたり、強引にやられた経験で拒否反応が出ることも。
今日からできる!歯みがきイヤイヤの解決方法
① 歯ブラシを変えるだけで改善することが多い
- 柔らかめのブラシ
- ヘッドが小さいもの
- 持ちやすい太めの柄
- 好きなキャラクターのもの
→ 感触が合うだけでスッと口を開く子は多いです。
② 姿勢を変えてあげる
仕上げ磨き=“寝かせ磨き”が正しいとは限りません。
- 膝の上で座らせて前から磨く
- ママ・パパの太ももに頭だけ乗せる
- 授乳クッションを背もたれ代わりにする
→ 苦しさ・圧迫感が減るだけで協力的に。
③ 嫌がる部分はそっと短時間でOK
特に奥歯の“内側”は苦手な子が多いです。
- 一気に全部やろうとしない
- 苦手な箇所はとりあえず1〜2秒だけ
- 「今日は上の歯だけ」「次は下ね」など分割でもOK
→ 小さな成功を積むと、長く口を開けられるようになります。
④ 歯みがき中は「実況スタイル」で安心させる
子どもは、“何をされるか分からない”と不安になります。
- 「いま右のおくち磨くよ〜」
- 「上手だね、あと5秒で終わるよ」
- 「ここにばい菌くんいるね〜」
優しい声かけは本当に効果的です。
⑤ 時間帯を変える(超重要)
眠い・疲れている時間帯は絶対にイヤイヤが強いです。
- 夕食後すぐ
- お風呂のあと
- 寝る直前を避ける
→ 子どもが機嫌のいい“早い時間”が最強。
⑥ 「選ばせる」ことで自分で決めた気持ちを満たす
イヤイヤ期にはこれがかなり効きます。
- 「どっちのブラシにする?」
- 「先に上と下、どっち磨く?」
- 「座る?抱っこ?どっちがいい?」
→ 主導権を持たせると不思議なくらい協力的に。
⑦ “歯みがきは楽しい”を作る
- 歌をうたう
- タイマーでゲーム感覚に
- 絵本で前向きに
- ママとパパが見本を見せる
家族全員で“楽しい時間”に変えるだけで一気にラクに。
歯みがきのイヤイヤは、
どのお子さんにもある“成長のステップ”です。
うまくいかない日があっても大丈夫。
親御さんが工夫しながら続けていれば、
必ず上手になります。
お子さんに合った方法を一緒に見つけながら、無理なく、楽しく歯みがき習慣をつくっていきましょう🎶
スター歯科 秦🧸

