
口内炎は、診断名ではなく
症状をあらわす言葉です。
炎症の起こり方によって症状が異なると
考えましょう。
炎症が起こった時には上皮を破壊する力と
上皮を修復する力のバランスが崩れます。
破壊する力が修復する力を上回ることで
潰瘍が形成されれば
潰瘍性口内炎と表現されます。
上皮が破壊されなければ、単純性口内炎です。
したがって、炎症を起こしうる原因があって、
上皮を破壊するほどではない場合に
単純性口内炎となります。
つまり、どのような原因でも
炎症の程度が小さければ単純性口内炎と
なってもおかしくはありません。
たとえば、間違って口唇を咬んで傷をつけたときに
必ず口内炎ができるかというと、そうではありません。
治す力のほうが強いと痛くありませんが、
傷のことを忘れて繰り返し咬んでしまうと
傷を治すことができません。
そんな時に、生体がどのようにしたら
傷が治るだろうかと悩んだあげく、
治癒の方法を変えていくのですが、
その一つの治し方としてアフタを形成するのです。
アフ夕は痛いけれども、痛いと咬まないようにと
注意するようになると思います。
💫💫このように、生体に咬まないように
注意を促す口内炎は、
傷を治癒に導く一つの表現なのです 💫💫💫
口蓋を火傷したときにも、
その度合いによって赤くなるだけのパターンと
水泡を形成するパターンに分かれます。
水泡は上手につぶれて、
上皮がそのままはがれなければ
痛みをともなうことなく治ってきますが、
はがれてしまったら上皮を治す過程で
大アフ夕を形成し、痛みを発生することで
機械的刺激を減らすのです。
このように火傷の症状として赤くなる
単純性口内炎になる場合と
潰瘍を形成する場合があり、
火傷の症状の大きさを判断する指標となるのです。
カンジダ症や、火傷、物理的刺激以外にも
口のなかの炎症はさまざまです。
なにか気になることがあれば
お口のなかのことはまず歯科医院です🦷
普段は忙しくて口のなかをよく見ることも
少ないと思いますが、
一度お口のなかを観察してみてください👄
いつもよりもお手入れが念入りに
できるかもしれません✨
スター歯科 ましこ