前回は歯ぎしり・食いしばりが体に与える影響やマウスピースの種類についてお話ししました。
マウスピースは毎日使うからこそ汚れやすく、本来の効果を得るためにもお手入れが重要です。今回は正しい洗い方についてお話しします。
⭐️ マウスピースの不適切な洗浄によるリスク
①虫歯や歯周が進行する
汚れや細菌が残っていると一緒に歯に固定され虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、マウスピースが歯と完全に密着すると、唾液の流れが制限されます。唾液は口腔内を清潔に保つ役割があり、その機能が低下すると、歯の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、マウスピースの適切な管理とお手入れが欠かせません。
②口臭の原因になる
マウスピースが不衛生な状態での継続的な使用は、口腔内の細菌の増加を招きます。そのまま細菌が口の中で急速に繁殖すると、口臭の原因になります。
③着色
色の濃い飲食物を摂取した際にマウスピースを装着していると、マウスピースに着色するケースが生じます。すぐに清掃すれば問題ありませんが、適切な手入れをしないと色が定着してしまったり、歯にも着色が付いてきてしまう場合があります。
⭐️正しいお手入れ方法
①中性洗剤を使う
手洗い石鹸や、食器用洗剤などの中性洗剤を使用し、洗い流す時は水またはぬるま湯を使い洗い流してください。
②洗浄剤を使う
市販されているマウスピース用の洗浄剤を利用したお手入れ方法は、目に見えない汚れや臭いの除去に非常に効果的です。マウスピースに付着したタンパク質や、歯ブラシだけでは除去困難な汚れをしっかり落とすことができるので、黄ばみや汚れが特に気になった際は使ってみてください。
中には洗浄剤の成分により、マウスピースが白濁してきてしまったり変形のリスクがあります。推奨される洗浄剤を選ぶこと、そして取扱説明書に従って正しく使用することが大切です。
③洗った後はしっかり乾燥させる
濡れた状態で放置すると細菌が増えるリスクが高まります。そのためしっかり乾燥させてください。
専用ケース内にティッシュを敷いて、その上にマウスピースを置き、ケースのフタは開けた状態で乾燥させるとより効果的です。
⭐️注意点
①洗浄する際は水またはぬるま湯で!
熱湯を使用するとマウスピースの素材にダメージを与え、変形や劣化の原因となる可能性があります。お湯を使う場合は、ぬるま湯(〜40℃)を使用してください。
②歯磨き粉は使わない
硬い歯ブラシや、研磨剤が含まれている歯磨き粉は使用しないようにしてください。
マウスピースの表面が傷つきそこから細菌の侵入や、繁殖の原因になります。
③専用のケースで保管する
完全に乾燥させたらケースの蓋をしっかりと閉じましょう。変形や破損、紛失のリスクを軽減します。ペットを飼っている場合は、マウスピースをかじられる危険もあるため、特に保管に注意が必要です。
④涼しい場所で保管する
マウスピースは熱に弱いため、高温になる場所には置かないようにしましょう。特に夏の暑い時期は、涼しい場所での保管をおすすめします。
毎日使用するマウスピースを快適に使用するためには、丁寧な洗浄が劣化防止につながります。正しいお手入れ方法を身につけましょう🦷
スター歯科 さどはら

