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ヘモグロビンエーワンシー


ヘモグロビンエーワンシー

 

赤血球のたんぱく質であるヘモグロビンは

ブドウ糖と非酵素的に結合することがあります。

これを「グリコヘモグロビン」と呼び、

そのなかでも、

糖尿病と密接に関連しているのが

ヘモグロビンA1cです。

 

HbA1cは赤血球の寿命である約120日の間に

抹消循環でゆっくりと生成されます。

 

高血糖状態が長く続くと、

血管内の余分なブドウ糖が

体内のたんぱく質と結合するため、

HbA1cの生成量も増加します。

 

その結果、糖尿病患者では

HbA1cは高値を示すことになります。

HbA1cは血液中のHbにおける

HbA1cの割合として表され、

血糖コントロールの指標として広く用いられています。

 

🕰基準値は4.66.2%とされています。

 

HbA1cが高値だった場合、

一般的には糖尿病が疑われます。

 

しかし、
これだけで糖尿病の診断することは
できないため、
必ず血糖値を検査します。

 

一方で、血糖値は安定しているのにHbA1c

高値を示すことがあります。

 

たとえば、血糖値が急激に改善した糖尿病で

このような状態が観察されることがあります。

また、糖尿病以外でも、

エリスロポエチン治療をしていない

血中尿素窒素(BUN)50mg/dL以上の腎不全、

慢性アルコール中毒症、

長期にわたる高用量のアスピリン内服などで

HbA1cが高値を示すことが知られています。

 

これらはHbA1c偽高値と呼ばれ、その原因は、

糖化以外のヘモグロビンの修飾によると

考えられています。

 

さらに赤血球の寿命が延長するような病態、

たとえば脾臓摘出や赤血球産生低下などによっても

偽高値が生じることがわかっています。

 

したがって、健康診断などでHbA1cの高値を

指摘された場合には、まず

血糖値を確認し、血糖値が正常であれば

偽高値を引き起こす要因を検討する

ことが重要です。

 

歯科治療や歯周病に深い関係がある

ヘモグロビンエーワンシーの値ですが

検査している場合は、

歯科診療の際にも最新の値を

診療時に伝えていただきたいです。

 

飲んでいるお薬が変更になったり

追加になった場合も

申告して頂けるとより安全に治療計画を

立てられます✨✨

 

スター歯科 ましこ