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根面う蝕とは?

むし歯というと、歯の頭の部分にできるイメージが強いかもしれません。しかし、40代以降に増えてくるのが「根面う蝕(こんめんうしょく)」です。

これは、歯ぐきが下がって露出した「歯の根」にできるむし歯のことをいいます🧐

歯の根の部分は、エナメル質に守られておらず、セメント質や象牙質というやわらかい組織でできています。そのため、むし歯菌の影響を受けやすく、気づかないうちに進行してしまうことが少なくありません。

🦷根面う蝕が増える大きな理由🦷

大きな理由のひとつが歯肉退縮です。加齢や歯周病、強すぎる歯みがきなどにより歯ぐきが下がると、今まで見えなかった歯の根が口の中に露出します。また、唾液の分泌量が減ったり、間食が多かったりすることもリスクを高めます。

このむし歯は見た目では分かりにくく、進行が早いことです。黒く穴があくというより、白っぽく濁ったり、茶色くえぐれたように見えることが多く、痛みが出る頃にはかなり進んでいる場合もあります。

だからこそ大切なのが予防です。毎日の歯みがきでは、歯の根元を意識し、力を入れすぎずやさしく磨きましょう。フッ素配合の歯みがき剤(1450ppmF)を使うことも効果的です。また、歯間ブラシやフロスを併用し、プラークをためないことが重要です🪥

根面う蝕は「年齢のせい」とあきらめる必要はありません。定期的な歯科受診と適切なセルフケアで、防ぐことができるむし歯です。

歯だけでなく歯ぐきを守ることが、将来の健康な口元につながります✨

スター歯科 秋山