ふつう、歯の接触は噛んでいる時や飲み込む時、発音する時に起こるだけで、他の時間は上下の歯は離れています👄
「長時間、歯を接触させていても気づかない」「上下の歯を接触させているほうが楽だ」というのは、一種の癖として、それがふつうになってしまっている状態です。
長い時間接触させ続けることで、顎の関節や筋肉、歯や粘膜などに問題が生じることがあるので、歯科ではこの癖を特別に『TCH(ティーシーエイチ)』と呼んでいます。
◎上下の歯が接触しやすい場面
緊張時:緊張するような作業、テスト、面接など
⇩
ストレスへの代償行動として噛み締める
うつむいている時:勉強、スマホ、ゲームなど
⇩
うつむくと自然に隙間が減る為、歯が接触する
集中している時:スマホ、車の運転、テレビなど
⇩
集中作業は咬筋の活動が増加する
※このような場面では接触していないか意識してみましょう⚠️
◎くいしばり、噛み締めとの関係
同じように上下の歯を接触させる癖である「くいしばり」や「噛みしめ」は、強い力で歯を個み合わせますが、このような強い接触は長く続ければ顎が痛くなり、ずっとし続けることはできません🦷
しかし、TCHはとても弱い力で、続けていても筋肉や顎の関節への弱い疲労感を感じる程度ですので、くいしばったりするよりもずっと長時間にわたり行
われている可能性があります🥶
◎TCHの確認のしかた
頬の内側や舌のふちの部分に歯の痕が強くついていることがあります🦷
これには歯並びや噛む力の弱さなどいろいろな原因が考えられるのですが、くいしばり、歯ぎしりなどとの関係が考えられています。
ご自身のお口の中を確認して痕があるかどうか見てみましょう😬
次はTCHについてもう少し詳しくお話ししていきます!
スター歯科☆小川(亜)