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指しゃぶりについて

 

指しゃぶり

歯は通常、

外側にある唇や頬などの筋肉組織から加わる力と、

内側にある舌の力がうまくバランスのとれたところに

並んで歯列を構成しています。

しかし、乳歯列が完成した3歳以降も続く

指しゃぶりは、これらのバランスを損なう力

を及ぼしやすくなります。🌪🌪🌪

指しゃぶりによる歯列・咬合への影響の程度は、

「持続時間」「頻度」「力の強さ」に

よって異なります。

特にリスクが大きいとされる「持続時間」では、“1日あたり56時間の継続した力

歯に及ぶと歯列・咬合の異常が引き起こされる

といわれています。

吸しゃぶりによる歯列・咬合の異常では、

上の前歯が出っ歯のようになったり、

噛んだ時に前歯が噛み合わない。などです。

たとえば、指しゃぶりをする時に吸うだけでなく、

指を噛む要素も加わることで、

下の前歯にも叢生や舌側傾斜が

引き起こされることがあります。

乳歯列期の吸指癖では、

これらの歯列・咬合の異常がみられたとしても、永久切歯の交換期前までにやめることができれば、

口唇、頬、舌の力の正常なバランスによって、

自然に改善することが期待できます。✨✨

しかし、永久歯への交換後も

指しゃぶりが長期に継続すれば、

前述の口腔周囲筋の力のバランスも

損なわれたままになるので、

舌癖や口唇閉鎖不全などが併発し、

歯列・咬合の異常は次第に大きくなり、

骨格的な出っ歯などを呈るようになります。

その後、指しゃぶりをやめて

口の周りの筋肉のトレーニング行えたとしても、

形態的な改善は難しく、矯正歯科治療が必要となることが多いといえます。

以上のことから、

乳歯列完成後に患児とのコミュニケーションが

とれるもっとも早い時期(3歳前半)から

指しゃぶりをやめるためのアプローチを行い、

遅くとも永久歯の前歯の交換期前(5歳後半)まで

にはやめることを目指すべきでしょう🦷

お子様自身も、伝えれば良くない事とは

わかってくれるはずなので

沢山伝えて気にかけてあげてください!

スター歯科 ましこ