PFCバランス??
PFCってご存知ですか?
食事のエネルギー(いわゆるカロリー)は、
エネルギーを産生する栄養素の含有量により決まります。
この栄養素のことを
「エネルギー産生栄養素」と呼び、
たんぱく質(Protein)、🥩
脂質(Fat)、🥑
炭水化物(Carbohydrate)🍚
の3つがそれにあたります。
1g当たりのエネルギーは、それぞれ
約4kcal、9kcal、4kcaすFCバラン(PFC比)は、この3つの
栄養素の各エネルギーが
総エネルギーに占める割合のことを指します。
2015年に改定された
「日本人の食事摂取基準」において、
初めて望ましい基準が公的に策定されました。
理想の比率は年齢や性別により異なりますが、
おおむね「たんぱく質:脂質:炭水化物=
13〜20%:20〜30%:50〜65%」です。
これらは各栄養素がもつエネルギーの比率であり、
重量(g)の比率ではないことに注意してください。
つまり、脂質は1g当たりのエネルギーが高い
ため、同じ%でもたんぱく質や炭水化物と比べ、少ない量で十分足りることになります。
このバランスがなぜ重要かというと、
崩れることでさまざまな生活習慣病のリスクを
高める可能性があるためです。
たとえば、「たんぱく質:脂質:炭水化物=
30%:60%:10%」と
極端に脂質の比率を上げると、
動脈硬化につながる飽和脂肪酸の摂取量が増えたり、
体重増加のリスクがあります。
一方、「10%:10%:80%」とすると、
サルコペニアをもたらすたんぱく質、
細胞膜維持や抗酸化作用をもつ必須脂肪酸や
脂溶性ビタミンの摂取不足のリスクを高めます。
そのため、上記に示した妥当な範囲に収
めることが望ましいのです。
なお、疾患(慢性腎臓病、てんかん等)によっては
エネルギー産生栄養素バランスをあえて崩す場合があることにも留意してください。
栄養素バランスは文章で読むと
難しいのですが、
日々の食事の積み重ねで、身体の調子や
生活習慣病につながるものなので
毎日少しだけ気にして行動してみることで
将来の身体のためにつながります!
いつまでも健康な身体で、
健康な口腔内で過ごしていきたいですね🦷🍊
スター歯科 ましこ