女性ホルモン低下による口腔内の変化
更年期という言葉は聞いたことがありますか?
女性ホルモンであるエストロゲンがの
レベルが下がってくる、
女性のライフサイクルが生殖期から老年期に
移行する期間にあたるのが更年期です❤️🔥
その時期や症状はもちろん、人それぞれです。
ただ更年期の不調を訴える方のなかの多くに
お口の中の違和感を感じる方がとても多いそうです。
今回は口腔乾燥症についてのお話です。
口腔乾燥感、嚥困難感、会話困難感、切感、
粘稠感などが主症状で、
唾液低下によりう蝕が多発したり💥💥
歯周疾患が増悪したりすることもあります。
唾液分泌は自律神経支配であるため、
女生ホルモンの低下にともなう
自律神経の失調が、
唾液低下をもたらしている可能性があります。
また、唾液腺にも女性ホルモンの受容体が
存在するため、
唾液分泌自体に何らかの影響を
及ぼしている可能性もあります。
治療方法は原因によって異なります。
シェーグレン症候群や放射線性の口腔乾燥症の場合は、
副交感神経の受容体に作用する
唾液分泌促進剤が処方されます。💊
その他の原因による口腔乾燥症には、
五苓散や白虎加人参湯といった
漢方薬が処方されることもあります。🥬
ストレスが関連している場合は、
心理療法などが行われます。💓
自律神経を整えるためには、
リラックスすることや
規則正しい生活を送ることを指導します。
また、
患者さん自身が実施するセルフケアとして、
耳下腺および舌下腺・顎下腺のマッサージや
口腔保湿剤の使用、
部屋の湿度管理などを勧めます。
湿剤には、スプレータイプやジェルタイプ、
洗口液タイプなどさまざまな性状のものがあり
含まれている成分も商品によって異なります。
患者さんに合ったものを
お勧めすることが大切です。✨✨✨
スター歯科 ましこ