唾液量に男女差はある?
唾液分泌量は、体内の水分量、
座位や立位といった体位、
明るさ、日内変動、服用薬剤、全身疾患、
ストレスなどに大きな影響を受けますが、
年齢については見解の一致を得ていません。
また、性差については、
男性のほうが女性より有意に多いという報告と、
統計学的には有意ではないものの、
男性のほうが多いという報告があります。
20歳以上の薬剤を服用していない
成人642名を対象とした調査では、
パラフィン咀嚼による刺激唾液は
男性のほうが女性より有意に多く分泌されていました。
一方、20歳以上の健常成人116名を対象とした
調査では、
いずれの年代も男性のほうが女性よりも
安静時唾液分泌量が多くなっていましたが、
有意な男女差が認められたのは
80歳以上のみでした。
また、刺激唾液分泌量には、
どの年代においても有意差が認められませんでしたが、
男性のほうが多い傾向にありました。
唾液分泌量に男女差が生じる因子の一つとして、唾液腺の大きさが挙げられます。
28名の健常な成人を対象として、
MRIで測定した唾液腺の大きさ
と安静時唾液分泌量を比較したところ、
安静時唾液分泌量は、耳下腺および
顎下腺の大きさと関連があることがわかりました。
刺激唾液については、
男性では唾液腺の大きさと分泌量に
相関が認められましたが、
女性では相関が認められませんでした。
また、女性ホルモンの影響がある可能性も
考えられますが、
その関連は明らかになっていません。
唾液分泌量に性差があるかどうかについて明らかにするためには、今後、
連常者を対象とした大規模な調査を行う必要があります。
性別が全てではないことが分かりましたね✨
ただ言えることは、唾液量が高いほど
お口の環境は整いやすいものです。
口が乾燥してるな、食事中飲み物がないと嫌
と感じるかたは、唾液が少し増えるといいですね!
唾液腺マッサージおすすめです!
スター歯科 増子