歯を傷つけないデンタルフロスの使いかた
デンタルフロスを使用中の患者さんのなかでも
歯と歯の間に糸を通すだけで抜いてしまったり
逆に歯肉ポケット内の深いところまで
フロスを押し当ててしまい歯ぐきにキズが
出来てしまったり、
せっかく歯ブラシの他に🪥補助清掃用具を
使っていても、お口の中を傷つけてしまったら
そこは改善したいものですね。
デンタルフロスを歯と歯の間にまっすぐ
真下に下ろすのではなくて、
隅角のところまで指で沿わせて
上下に動かすことで、歯を傷つけることは
ほとんどないと思います。
しかし、デンタルフロスの動かし方や
継続的な不適切な操作で歯質を削ってしまった
事例報告があります。
また、デンタルフロスを上下に動かすことで
歯肉を傷つける可能性もあります。
デンタルフロスの歯間部への挿入は、
歯間乳頭歯肉(歯肉の三角部位のあたまの部分)を
損傷させないように、
のこぎりを引くような操作を数回繰り返しながら
ゆっくりと接触点から歯間部に挿入させます。
その後、接触点直下からベロ側、フロスを合わせて
歯頸部から歯のあたまに沿わせて動かし、
プラークを除去します。
デンタルフロスを下方に動かし、
ベロ側に沿わない歯間部でのデンタルフロスの
誤用により、傷が生じる可能性がありますので、
気をつけて操作して歯間部のプラークを
しっかり除去しましょう🩵
定期検診のタイミングでも、
フロスが通しにくいところや方法の確認は
いつでも声をかけてください!
スター歯間 ましこ