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糖尿病と歯科治療



糖尿病は血流が悪くなり、栄養や免疫細胞が届きにくくなるため、感染への抵抗力が弱まり傷が治りにくくなります。

細菌感染を起こしやすく、炎症もひどくなりがちです。

歯の根に出来た病変(根尖病巣)やインプラントの歯周病といわれるインプラント周囲炎の炎症が広がることがあります。

炎症があごの骨に広がったり(顎骨炎)、首の周りに炎症が広がる(蜂窩織炎)こともあります。

抜歯後や、インプラントの手術後も傷が開きやすく、感染を起こしやすいため注意が必要です。

また、血糖値の乱高下も注意が必要です。

血糖値は空腹時で100が正常ですが、糖尿病の方は200近くに上がる一方で歯科治療中、時間とともに50以下に落ち込むこともあります。

血糖値が低下すると思考力が低下したり、さらに酷くなると意識を失う事となります。

これを「低血糖性昏睡」と呼び、非常に危険な状態で、命を落とすこともあります。




糖尿病の方の外科治療は糖尿病の状態を見ながら行います。

糖尿病の状態が良くない場合は先に血糖のコントロールを行う必要があります。

そのため、主治医と連絡を取るため、病状やかかりつけの病院についてお伝えください。
(お薬手帳も忘れずに😊)

◉来院前はお食事を抜かないでください!
外科処置中に気分が悪くならないように、と食事をしないで来院される方もいます。
糖尿病の方の場合、血糖値の異常低下が起きるリスクとなります。

お食事はしっかりとるようお願いします😊

 

スター歯科 はいたに