
◎ 歯根破折(しこんはせつ)を起こした歯
※歯根破折とは…
歯ぐきに埋まっている歯の根にタテにヒビが入った状態。


抜いた方が良い理由
◉最初は痛くなく、噛んだときに違和感がある程度。
そのため『歯根破折がおきています』とお話して抜歯をすすめても『考えておきます』という方が多いです。
◉歯根破折のヒビのすき間からはお口の中の細菌が歯ぐきの中に入ってくる⚡️
細菌の影響により、歯の根のまわりのあごの骨がなくなっていきます。
抜歯しないでそのままにするほど、あごの骨が減っていき、抜歯後の歯を補う治療の難易度が上がります。
◉今は違和感だけでも何年後か何ヵ月後に激痛やひどい腫れを生じることもよくある🦷💦
炎症が広がっていると麻酔が効きにくくなるため、いざ抜歯をするときにも痛くなりがちです。
◉残念なことに歯根破折は、たとえ歯科に定期的に通っている患者さんにもある日突然起こり得るトラブルです。
歯の根の治療をした歯に起こりやすいので、
「歯の根の治療をした歯では無理な噛み方をしない」というのが予防のひとつになりますが絶対に防げるものではありません😭
◎重度の歯周病で治る見込みのない歯


抜いた方が良い理由
◉外科治療を受けても、歯周病が徐々に進行してしまう歯。
そうした歯には、抜歯をすすめさせていただくことがあります。
1つめの理由は、今後の治療への懸念。
あごの骨が減るほど、抜歯後の歯を補う治療の難易度が上がります。
例:インプラント
ある程度骨が残っていないと入れられないため、骨がない場合は人工的に骨をつくる治療が追加で必要になります🦷
骨が増えるまでには時間がかかりますし、想定通りに骨が増えるとも限らない(もちろん費用もかかります)。
◉2つめの理由は、全身の健康への感念。
歯周病が治らないということは、歯周ポケット深くで細菌が活動を続けているということ。
そのため、免疫力が低下したとき、誤性肺炎などの全身の病気に波及するリスクがあります⚡️
◉歯周病は口臭にも関係する🥶
歯周病が進んで深いポケットのある歯がたった1本でもあると、それだけで強くにおいます。
そういう方は、その歯を抜くだけで口臭がすっきりなくなることも多いです!
次は3.4について詳しく説明していきます。
スター歯科☆小川(亜)