◎知覚過敏ってよく聞くと思いますがどうしてそのような事が起こるのかご存じですか🤔?
歯を断面にして見てみると,中心に「歯髄(神経)」があり、それを覆うように象牙質とエナメル質という硬い組織でできています🦷
◎象牙質が露出する理由
・歯ぎしりなどで歯の表面がすり減る(咬耗)
エナメル質がすり減り、内部の象牙質がむき出しに🦷
・強い歯ブラシで歯がすり減る(摩耗)
強い力のゴシゴシ磨きで歯が削れることもある🦷
・歯周病などで歯ぐきが下がる
歯周病が進行すると、歯の周りの骨が減り歯ぐきが下がって歯の根の象牙質が露出します。
その結果、知覚過敏ぎ起きるケースも🦷
また、象牙質に刺激が伝わる道として
・歯のヒビ割れ
エナメル質は硬いのですが、衝撃には弱いという性質をもっています。そのため微小亀裂が生じることがあります。
肉眼では見えない歯のヒビがしみる原因のことも🦷
・くさび状欠損
歯ぐきに近い部分のエナメル質が欠け落ち、くさび状に歯が欠けている状態を『くさび状欠損』と呼びます。
⚫︎歯の根本が鋭角に欠けくさび状欠損が生じることで象牙質が見えています
⚫︎くさび状欠損のある方の3〜4割に知覚過敏が生じると言われています💦
・酸性の飲食物によって歯が溶かされる
酸性の飲食物を過剰摂取することで、歯の表面が溶けてなくなる状態を酸蝕症といいます。
酸性に傾いた飲食物の摂りすぎなどによって、歯が表面から溶けていきます。象牙質が露出するとしみるようになります🦷
・詰め物の周りに生じたむし歯
以前に入れた詰め物や被せ物の周りにむし歯ができてそれが神経を刺激してしみることも🦷
・一時的な歯髄痛
むし歯の治療をした後、その歯に知覚過敏が起きることもあります。歯を削ることによって、痛みを感じやすくなってしまうことや、かみ合わせに変化を生じて痛みを感じやすくなることもあります🦷
また、ホワイトニングによって、一時的な知覚過敏が起きることがあります。ホワイトニングに用いられる薬剤による影響であると考えられています。
通常、ホワイトニングを中断すれば知覚過敏の症状は消えます。
このような事が原因で知覚過敏になっていきます💦
次は知覚過敏になってしまった時の対応について説明していきます。
スター歯科☆小川(亜)