生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中に、
虫歯の原因となるミュータンス菌は
存在していません👶
しかし歯が生えてくると、虫歯になる危険があります。
母乳はう蝕(虫歯)になりやすいと誤解されがちですが、
実は5〜12ヵ月までは母乳で育てたほうが
う蝕になりにくい、という報告があります。
しかし、1歳を超えると反対に
う触になりやすくなってしまうともされています。
これは、離乳を開始し、さまざまな食品を摂るなかで
遊離糖も摂取するようになると、
細菌叢が変化して母乳も関わるようになるため
ではないかと考えられます。
母乳とう蝕の関係については、
ビフィドバクテリウム菌が乳糖を効率よく代謝し、
酢酸を産生することが示されることもわかってきました。
今後、さらなるメカニズムの解明が期待されます。
現代人よりも授乳期間の長かった先史時代のう蝕は
現代人よりも明らかに少ないですから、
単に「授乳期間が長いとう蝕になりやすい」
というわけではないでしょう。
実際、WHOは2歳までの母乳育児の継続を推奨しています。
いずれにしても、原則的にまず優先して
アプローチすべきなのは母乳ではなく、
遊離糖の摂取でしょう👍
スター歯科 秦🐰🌈