フッ化物応用
むし歯予防法を効果の大きいものから順に並べると
フッ化物の使用👉甘食制限👉ブラッシング👉フロス
となり、フッ化物の使用がもっとも効果的です!
理由として、フッ化物は歯のハイドロキシアパタイト
を、酸に強いフルオロアパタイトに
変えてくれるということです✨✨✨
また、むし歯予防だけでなく、
『削らないむし歯予防 』にも使われています。
超高齢社会である日本の悩みは、
増え続ける高齢者の根面う蝕です。
フッ化物はエナメル質だけでなく、
根面う蝕の予防と治療にも役立ちます🩵
⚽️フッ化物応用の歴史⚽️
20世紀初めに白濁模様や褐色の色素沈着がみられる歯
(当時は斑状歯と呼ばれた。
現在では歯のフッ素症と呼ばれるもの)
が米国で発見されました。
そして、この歯の原因調査から、
天然の飲料水に含まれるフッ化物濃度が高いと、
歯のフッ素症が起こるものの、
こういった歯ではう蝕の発症が少ないことがわかりました。
そこで、歯のフッ素症にはならず、
う蝕の発症が効果的に抑えられる濃度として
「飲料水中フッ化物濃度=約1ppm」
と設定されたことがフッ化物応用の始まりです。
その後、水道水フッ化物濃度調整が、
1945年に米国・カナダの4都市で開始されました。
つぎは、フッ化物のはたらきや
安全で有効な使い方について、お話します🦷🩵
スター歯科 ましこ