
唇の端(口角)に生じる炎症です。
両側または片側の口角に、赤みや亀裂、ただれなどの症状が表れます。ただれ、亀裂が生じると口を動かす時に痛みを感じたり、出血することもあります。
通常は3日間程度で自然に治りますが、1週間以上長引いてしまう場合は皮膚科、歯科医院を受診して相談してみましょう!!
口唇炎は、唇全体に乾燥、腫れや皮むけ、亀裂、かゆみなどの症状が出ている場合を言います。
口角炎の原因は?
◉感染症の口唇ヘルペス
口唇ヘルペスは単純ヘルペスウィルスに感染することで、唇周辺に赤く小さな水疱ができてしまう疾患です。
この水疱が口角付近にできると、口角炎の原因になります。口唇ヘルペスは、まず唇にピリピリした違和感、かゆみ、熱感などが表れます。やがて皮膚が赤く腫れ、水ぶくれとなって、かさぶたができて約1~2週間ほどで治っていきます。
◉感染症のカンジダ
カンジダとはカビ菌の一種であり、繁殖してしまうと口角炎を発症する原因となります。
カンジダは口内や皮膚表面に常に存在していますが、唾液による抗菌作用などによって普段は繁殖が抑えられています。ストレスなどで免疫力が低下したり、唾液の分泌量が減ってしまったりすると、菌の活動が活発になって、炎症を引き起こしてしまいます。
◉ストレスなどによる免疫力の低下
ストレスなどによる免疫力の低下は、ヘルペス、カンジダなどによる感染症を引き起こす原因となります。
普段は悪影響を及ぼさない菌も、ストレスなどで免疫力が下がると活発になりやすくて、疾患を発症しやすくなります。
◉ビタミンなどの栄養不足
ビタミンB2、B6の不足も口角炎を引き起こす原因の1つと言われています。
これらの栄養素は、皮膚や粘膜を正常に保つはたらきを持っています。偏った食生活、アルコールの大量摂取などによって十分にビタミンが吸収できない場合にも、ビタミンB2、ビタミンB6が不足してしまうことがあります。
栄養バランスのとれた食生活を心掛けるようにしましょう😊
スター歯科 はいたに