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睡眠の質🌙


歯科における口腔外科手術で睡眠の質は改善できる??



閉塞性睡眠時無呼吸 (OSA)は、

就寝中の繰り返す呼吸障害により、

睡眠が分断されることで、

日中の眠気から交通事故を招いたり、

心循環器疾患を中心とした全身疾患を併発する

病気として知られています。

 

OSAの原因は肥満、顎が小さい、

軟組織の量が多い

(舌が大きい、軟口蓋が長い、扁桃線が大きい)

などさまざまですが、

これらはすべて外科手術で改善、

もしくは軽減することが可能です。

このようにOSAを手術で改善することを

「睡眠外科」と呼んでいます。

 

 

極度の肥満に対し、減量目的で

胃を小さくする手術や、鼻、喉、扁桃腺による

気道狭窄の改善に耳鼻科手術が行われます。

 

 

口腔外科が行う睡眠外科は、

主に顎骨に対して行われます。

 

OSA患者では、繰り返す呼吸障害により、

頻回な無意識の覚醒が起こります。

 

 

しかし、OA治療でOSAが改善した症例群では、

呼吸障害が改善することで持続した睡眠を獲得できます。

 

 

 

また、OA治療により、眠りの深さや

バランスも改善することも示しています。

 

おそらく睡眠外科の治療後にOSAが改善することで、

同様の変化が起こっていると考えられます。

 

しかし、この睡眠外科は

すべてのOSA患者に適応できるわけではなく、

高齢者やすでに多くの全身疾患を有する方には、

施術できないのも現状です。

 

 

 

効果的な手術を行えば、

イビキや無呼吸はもちろんのこと、

睡眠の質を改善できます。

 

意外と多い、睡眠の悩みも、

歯医者さんで解決できることもあるかもしれません✨

 

 

 

スター歯科 ましこ

 

歯科衛生士THE JOURNAL OF DENTAL HYGINIST参考