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知覚過敏🥶③

 

◎歯みがき剤の成分
 
知覚過敏の治療において、食生活の改善とならんで重要となるのが「歯みがき」です。
磨き方も大切ですが、歯みがき剤の成分に着目することも必要です🪥
知覚過敏は、露出した 部分が刺激の通り道となることが原因ですが、この刺激の通り道をふさいだりする成分や刺激に対する神経の反応を抑える薬用成分が含有されています!
 
①フッ素の作用
⚫︎薬用成分として重要なものはフッ素
 
フッ素の作用にはいくつかありますがとくに再石灰化を促進することが重要です🦷
この作用によって、刺激の通り道を少しずつ封鎖します!
 
⚫︎歯みがき剤のフッ素濃度
大人→1,400~1,500ppmFの高濃度の歯みがき剤がおすすめです。ただし、フッ素濃度の選択においては年齢を考慮する必要があります⚠️
 
2歳までは900~1,000ppmFを米粒程度
3〜5歳は900~1,000ppmFをグリーンピース程度
6歳〜成人(高齢者を含む)は1,400~1,500ppmFを2cm程度が望ましいとされています🪥
 
②カリウムイオンの作用
⚫︎フッ素とともに重要な成分として、“硝酸カリウム”があります。
これは神経の反応である知覚を鈍麻する薬剤として、知覚過敏治療の塗布剤などにも使われている成分です。
家庭での知覚過敏予防には、フッ素とともに硝酸カリウムが含まれた歯みがき剤の使用がとても大切なものとなります!
 
◎高濃度フッ素と硝酸カリウムの入った歯みがき剤
 
・薬用シュミテクトコンプリートワンEXプレミアム
・薬用シュミテクト歯周病ダブルケアEXダブルミント
・ガム・プロケアハイパーセンシティブペースト 集中ケアタイプ     など
 
⚫︎知覚過敏を抑制するための歯みがきのポイントとしては、できるだけ長い時間、歯みがき剤がお口のなかにある状態をつくることです🙆‍♀️
 
次は歯医者での知覚過敏の治療法について説明していきます!
 
スター歯科☆小川(亜)